つい数年前までハートのくりぬき家具やトールペイントのアメリカンカントリーが好きだったHさん。思えば洋書や映画に出てくるようなインテリアに近づくのが夢の日々でした。でも、いざ渡米のチャンスに恵まれ、アメリカで2年間を過 ごしてみると、足繁く通ったのはむしろアジアンテイストの店。肌になじむ懐かしさに呼び起こされるように、それからインテリアが一転したのです。憧れの世界に一歩ても近づこうとしていたころと違って、背のびもせず、肩ひじも張らず、好きなものとの出会いを楽しんでいるのが今の実感。Hさんの満ち足りた心が部屋の中に気持ちよさとなって静かに、そして熱く息づいているのがわかります。 (神業川件/Hさん宅)